evar7の勉強会に参加してきた

サイトカタリストのユーザー会「evar7」に参加してきました。
ユーザー会といっても内容はサイトカタリストに偏ったものではなく、広く利用できる考えや分析手法の紹介などがあり、とても参考になりました。
以下、メモをとった箇所です。

UX向上のためのA/Bテスト推進事例

このセッションではA/Bテストの考え方などを楽天島田さんが説明しました。

  • A/Bテストは結果を見るだけではなく、必ずユーザーの分析を一緒にし、因果関係を明らかにする。
  • これを行うことによって、他の施策にも応用が可能になる。
  • 改善策を検討するときは、「実現可能性」、「コスト」、「予想される効果」の3つの軸でバブルチャートを用いると評価しやすい。
  • A/Bテストの最適化のステップは、全体最適化→セグメント最適化→自動最適化

UX分科会中間レポート

このセッションではUX分科会のメンバーの方が今までの経緯や活動内容などを説明しました。

  • 分析のステップは5つのステップで行う
    1. 整理 ゴール設定、コンテンツ整理
    2. 分析 セグメント、ギャップの分析
    3. 仮説 ユーザーシナリオ
    4. 改善 
    5. 検証 導線、コンテンツ
  • セッションベースではなく、顧客ベースで長期的なエンゲージを考える
  • そのためには、顧客満足度を測るKPIが必要(例:購入後再来訪、再購入など)
  • 優良顧客顧客を分析し、CVに至らなかったユーザーとのギャップを分析する(見ているページ、キーワードなど)
  • ユーザーにアクションさせるためにチェックする3つのポイント
    1. コンテンツの質
    2. クリエイティブ
    3. 導線
      この中でアクセス解析で改善することができるのは「1」と「2」
  • コンセプトダイアグラムを作成する際のコツ
    • コンバージョンを起点にその前後を考える
    • ユーザーの行動ベース/思考ベースで考える
    • 自サイト以外の行動も想像する
    • コンバージョンをした後の行動も想像する
    • 登場人物の利害関係を軸にする
  • PVが高いがゴールに貢献していないページを改善する

感想

とまぁ、メモなどで若干分かりにくい箇所もあるのですが、この会を通じて僕が一番思ったことは、セッションでの分析からユーザー単位の分析が本格的になってきたという点です。
アトリビーションもそうですが、それ以外のサイト内行動/アクションについても点数をつけ、スコアリングをしていくことが大切になってくると思いました。

そして何よりも、このような似たような仕事している人たちが集まっている場に参加すると、モチベーションがかなり上がりますね。
さぁ9月も頑張ろう!