プログラムの分からない初心者がGoogle Analyticsを使いこなすための備忘録

GAのタグ埋め込みのディレクションを行う際、その度にはてぶやGAに関するブログを見て、制作担当者にコードを連絡して、というやり取りが面倒くさくなったので、よく使うコードを備忘録としてまとめようと思います。
コードはすべて非同期コードです。

※このブログを見てGAがうまく動作しなくても責任は取りかねますので、悪しからず。

また、まとめるにあたって様々なブログを参考にさせていただきました。
ありがとうございました。

1.バーチャルページビュー

外部サイトやPDFなどのリンクに設定することで仮想的なページとしてaaa.htmlがカウントされます。
イベントトラッキングと異なりページビューとしてカウントされます。

<a href="#" onClick="javascript:_gaq.push(['_trackPageview', '/aaa.html']);"></a> 

2.イベントトラッキング

外部サイトやPDFなどのリンクに設定することでイベントとしてカウントされます。(ページビューはカウントされません)
新しいバージョンからはイベントもゴールとして設定できるようになりました。

<a href="#" onclick="_gaq.push(['_trackEvent', 'category', 'action', 'opt_label', 'opt_value']);">bbb</a>

_trackEvent() メソッドの仕様

  • category(必須)     トラッキングするオブジェクトのグループに付ける名前。
  • action (必須)      各カテゴリとペアになる固有の文字列。
  • opt_label(オプション)  イベント データにディメンションを追加するためのオプションの文字列。
  • opt_value(オプション) ユーザー イベントに関する数値データを指定するために使用できる整数。

詳細はgoogleのページをご覧ください。
http://bit.ly/1r0i3A

3.広告設定

バナーやリスティング、メールなどからの流入を把握するには以下のようにパラメーターを設定する。

?utm_medium=cpc&utm_source=yahoo&utm_term=keyword1&utm_content=01b&utm_campaign=summer11

各パラメーターの説明とGA上で表示されるレポートは以下の通り(WEB担当フォーラムの記事の表を抜粋しています)

詳細はWEB担当フォーラムの記事をご確認ください
http://t.co/etrgsPq

4.スクロール計測

ページの何%までスクロールされていたかが分かるようになります。
縦長のランディングページやブログなど活用できるかと思います。

スクロール量はイベントとして記録されます。

詳細はWeb Analytics Or Dieを参考してください。
http://bit.ly/fmZPsk

5.サイト速度

読み込み速度が最速のページや遅いページが分かるようになります。

通常のタグに 
_gaq.push(['_trackPageLoadTime']);
を追記します。

追記後のコード↓↓

<script type="text/javascript">
 var _gaq = _gaq || [];
 _gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']);
 _gaq.push(['_trackPageview']);
 _gaq.push(['_trackPageLoadTime']);

 (function() {
   var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true;
   ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
   var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
 })();
</script>

詳細はgoogleのページをご覧ください。
http://bit.ly/jhXTD6

6. 検索エンジンの追加

GAが認識する検索エンジンはデフォルトではgoogle、yahoo、bingのみとなっています。
しかし、実際にレポートを見ると楽天やgooなどの検索エンジンからの流入しており、
それらは全て参照元サイトとしてカウントされています。

これらのサイトを検索エンジンとして追加することが可能です。

詳細はCinciさまのブログをご確認ください。
http://cinci.jp/report/google-analytics-001.html

7. gaAddons.js

gaAddons.jsを利用すると上述した外部サイトへの送客などをリンク部分のコード修正なしで、自動的にカウントしてくれるようになります。
自動で計測できる値は以下の通りです。

  • 外部リンクの計測
  • ダウンロードの計測
  • 滞在時間に応じた直帰率の取得
  • 曜日の変数取得
  • クロスドメイン計測
  • ロード時間の計測

詳細はMarkeZineのページをご確認ください
http://bit.ly/gnxfxe

8. EC

ECサイトで購入数や購入金額を把握するためには注文完了ページに以下のようにコードを挿入します。

<html>
<head>

<script type="text/javascript">

  var _gaq = _gaq || [];
  _gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-X']);
  _gaq.push(['_trackPageview']);
  _gaq.push(['_addTrans',
    '1234',           // 注文番号(必須)
    'Acme Clothing',  // ショップの名前
    '11.99',          // 合計金額(必須)
    '1.29',           // 税金
    '5',              // 送料
    'San Jose',       // 都市
    'California',     // 地域
    'USA'             // 国
  ]);

   // add item might be called for every item in the shopping cart
   // where your ecommerce engine loops through each item in the cart and
   // prints out _addItem for each
  _gaq.push(['_addItem',
    '1234',           // 注文番号(_addTransと同じ)
    'DD44',           // 商品ID(必須)
    'T-Shirt',        // 商品名
    'Green Medium',   // カテゴリー
    '11.99',          // 商品単価(必須)
    '1'               // 個数(必須)
  ]);
  _gaq.push(['_trackTrans']); //submits transaction to the Analytics servers

  (function() {
    var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true;
    ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
    var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
  })();


</script>
</head>
<body>

</body>
</html>

複数商品がある場合は以下の部分を商品の数だけ追記します。

  _gaq.push(['_addItem',
    '1234',           // 注文番号(_addTransと同じ)
    'DD44',           // 商品ID(必須)
    'T-Shirt',        // 商品名
    'Green Medium',   // カテゴリー
    '11.99',          // 商品単価(必須)
    '1'               // 個数(必須)
  ]);

詳細はgoogleのページをご確認ください
http://bit.ly/5XQNgA

9.SBM

GAの管理画面上から自社ページのはてぶ登録数、twitterfacebook上での言及数が分かります。

詳細はCreazy!をご確認ください
http://t.co/TsgmqKs

10.読了時間の計測

ユーザーがちゃんとスクロールをしてページの最後までいっているかを確認できます。

詳細はカグア!をご確認ください。
http://www.kagua.biz/api/gar2e.html

11.データ保持期間

25ヶ月(は保証されています)
3年前のデータも確認できますが、保証はされていないようです。

12.PVの限界

Googleは5,000,000PV/月までをカウントすると公表しています。

とりあえず、以上となります。
このページは今後新たな解析手法が出たりしたら更新したいと思います。