Webアナリスト養成講座レビュー(9)
※このレビューは『Webアナリスト養成講座』を読み私なりに咀嚼した結果と所感を記述しているので、実際に書かれていることと異なる場合があります。閲覧する場合はそのあたりを踏まえ上で、ご覧下さい。
今回は第9章「メールマーケティングとマルチチャネルのマーケティング計測」です。
ラインを引いた箇所
基本的な指標
- メール送信数
- 戻ってきたメール数(アドレス違い、ネットワーク問題など)
- 開封数
- 購読中止者数
- クリック数
- 配送率:(メール送信数−戻ってきたメール数)/メール送信数
- 購読中止率:購読中止数/届けたメール数
- 開封率:開封されたメールの数/届けたメール数
- レスポンス率:クリック数/開かれたメール数
このような指標をセグメント化してレポーティングすることで、本当に行動につながる洞察がもたらされる。全体のデータからは得られるものがほとんどない。
メール分析での落とし穴
オフラインからオンラインの行動トラッキング方法
- 新聞、雑誌、テレビの場合:ダイレクト、割り引きクーポン
- DMの場合:リダイレクト、追跡コード
- コールセンターの場合:メールのリンク、リダイレクト
- 店舗の場合:オンライン割引クーポン、サイト調査、マーケットリサーチ
オンラインからオフラインの行動トラッキング方法
- 店舗誘導の場合:印刷できるクーポン、マーケットリサーチ、購入後のオンライン調査、店舗場所の追跡
- 電話誘導の場合:固有のフリーダイヤル、固有のプロモーションコード
マルチチャネル分析の課題
- 課題はレポートではなく、データ収集であり、異なったデータ同士を結びつけられるかどうかだ。
所感
オンラインとオフラインにまたがる分析手法には、まだ明確な答えはないのかもしれませんが、BIツールなどを使い、様々なデータを統合して分析するということを昨年くらいからよく耳にするようになりました。
リアルの店舗で商品を販売し、サイト上では商品の紹介やお得情報などを掲載しているパターンはよくありますが、実際にWEBサイトは来店にどのくらい貢献しているか、を算出することはかなり難しいと思います。
UU数を増やせばいいのか、検索流入数を増やすのか、新規ユーザーを増やすのか、そもそもWEBサイトではなく売場にお金をかけるのか、答えは簡単には出せませんが、売上や来店数と格指標との相関関係などを分析しつつ、最適な解を模索するしかないような気がします。
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