Webアナリスト養成講座レビュー(10)
※このレビューは『Webアナリスト養成講座』を読み私なりに咀嚼した結果と所感を記述しているので、実際に書かれていることと異なる場合があります。閲覧する場合はそのあたりを踏まえ上で、ご覧下さい。
今回は第10章「Wwbサイトで顧客の声を聞く方法」です。
この章ではA/Bテストや多変量解析などの手法やメリット・デメリットなどが詳細に説明されています。
ラインを引いた箇所
間違いであることを学ぶ
- ビジネスの要は確固とした実験とテストの仕組みによって間違いは証明されることであるべきだ。
- 会社が競争的優位を保つためには何が機能し、何が機能しないのかを素早く見つける能力を持ち、実際の顧客のフィードバックによってそれを繰り返すことだ。
テストについて
- 他のWebサイトで機能することがあなたのサイトでも機能するとは限らない。
- テストサイトの対象として最初に考慮されるべきはサイトの重要なページと行動喚起の機能(ボタンのラベル名や色、配置など)
テストのシナリオでなくて仮設を述べる
- よく練られた仮説はすべて、成功の明確な計測を含んでいる。仮設の中に成功の計測を見ることができないなら、それはよく考え抜いた仮説ではない
テストをする際に取りまとめるべき要件
- 仮説
- テストをする理由
- テストの結果、得られること
- テスト対象
- テスト詳細(クリエイティブ、対象ページなど)
- 成功指標、やその指標の現在の値
- テストの次のステップ
所感
A/Bテストなどを実施する際のツールはGoogleのウェブサイトオプティマイザーやオムニチュアのテスト&ターゲットなど、いろいろありますが、大切なことは仮説を持って取り組み、テスト結果から何を得たかの考察をしっかり理解することだ思います。
なぜ、Bの方の結果がよかったのか?その理由、仮説を考えサイト改善に活かし、さらにテストを重ねていくというサイクルが大切だと思います。
そして、本文にありましたが、他の企業で機能したことが自分のサイトでも機能するとは限らない、ということ。
ついつい他社の成功事例を見ていると、これを自社サイトで実施したら成功すると思いがちですが、訪問するユーザー層が異なれば、結果が異なる可能性もあるので、しっかりテストをすることが大切ですね。
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